ヴォクソールコスワース エンジン16V ツインカム 4cyl


コスワースKBA 4Cylinder 1998cc(ケータハムオーナーはヴォクソールと呼んでいます)
Cosworth KBA 16Valve DOHC GM Vauxhall Opel 86mm x 86mm スクエアストローク

オペルは英国では、ヴォクソールとなり、コスワースに依頼して市販されました。
C20 NEエンジンをベースにコスワースがツインカム16V化したエンジンで、コスワースではKBAと名付けられました。


オペル ヴォクソールではC20XE と呼ばれ、XEシリーズは150psとなりました。
ピストンは初期型はNA、ターボ共に標準でマーレー製鍛造品、後期モデルはスチール鋳込み型の鋳造ですが完全なスポーツエンジンに仕上がっています。
多くのエンジンチューナーはこの素性の良いコスワース製エンジンを見逃さず、さらなるパワーアップを図りました。
BTCC DTM、JTCC とすばらしい活躍を見せていました。

英国ケータハム社ではシングルスロットルのインジェクションモデル日本向けはVXストリート、レーシングモデルVXR共にウェーバー48DCOx2を装備して、点火系 統はMBE製2DのIGシステムが採用されました。
アルファスポーツインジェクションモデルの250psはJ.P.E (ジョナサンパーマー(元F1ドライバー)エヴォルーション)として市販されました。


チューニング:
油圧タペット(7250rpm MAX) が標準ですが、JPE仕様同等のメカニカルタペット(8250rpm)に改造することは出来ますがコンロッドがウィークポイントのため、回
せばノーマルのコンロッドは折れます。
つまり、ウィークポイントはコンロッドですので、モータースポーツ仕様やチューニングバージョンではH断面の鍛造品が最低必要となります。
またキャブレター車は点火系を3D化することが最適です。
ノーマルでも作用角が272度あるカムのため7000RPM でもキャブで180 PS 4連スロットルの45mmでも楽に200ps出ます。
ピストンで圧縮を上げハイカムできちんとしたバルブタイミングでコントロールすれば215PS程です。
現実的には費用を考えなければNAで 260-280PSも十分出すことが出来るパフォーマンスを秘めています。