フォード製シグマ1.6Lエンジンを540kg(本国発表/乾燥重量)の車体に搭載し、ドディオンアクスルを採用したこの車は、ケータハムのラインナップの中でスタンダードと呼ぶに相応しいセブンです。
寸法 全長3100mm × 全幅1575mm × 全高1115mm
車両重量 540kg
エンジン フォード製 シグマ 1596cc
2014年当時、スズキの軽エンジンを搭載した160の登場によりエントリーモデルとしての認知は160ですがハンドリングやエンジン特性など総
合的に考えて当時のスタンダードモデルと言えるでしょう。
ロード・ユース向けのSパックと、サーキット向けのRパックがあります。
フォードシグマエンジン1.6リッターの日本仕様2015年前期までは、RS200-5sp./ R200 6sp./ R250 Kamui 6sp. / 40th Aniv-250 5sp. のバリ エーションが存在しました。
基本的にノーマル125ps/6000rpm154Nm/4000rpm Ti-VCT (Twin independent Variable Camshaft Timing)の欧州ガス規制EU4/EU5と同等のパッ ケージでした。
2015年後期モデルから名称は250から270と改められ、EU6排ガス規制、日本のJC08の排ガス規制もクリアいたしました。
135.4ps/6800rpm160Nm/4100rpmです。
近日デリバリー開始です。シグマエンジンのデュアル可変バルブ機構は同じですが、ECUなどハードウェアが変更されました。仕様変更解説をテクニカルサイドから行います。
ケータハム社全般に言えることですが、特殊なモデルを除き、RSロードスポーツ、スーパーライトという表記が無くなり、基本的にSEVEN 160 270 350 480 620R という表記になります。標準車+オプションとなりますが、ある程度、まとめてパッケージ化された、S Pack, R Packという選択もできます。
マフラーは若干角度の付いたサイド出しで、タイヤの変更、ホイルは新デザインが追加されました。
フロントのアップライトが変更、F ブレーキキャリパーはAP製2ポットが標準で、ギア比、ファイナルの変更。Sパックは新型メーターの採用。配線周りも整えられました。
原動機本体の圧縮比(11.0:1)は変更ありません。具体的に、吸気ダクトは一回り太く エアフロセンサーからスロットルの距離が短縮化されエアクリーナーが350と同品となりました。
排気管も形状を見直しマフラーも短くなりました。現在までのシグマエンジン特有の助手席にあった白いフォード製のクラスターは排除され、助手席の足元はすっきりとしました。
変速比 3.60/1.96/1.36/1.0/0.82 から、3.14/1.89/1.33/1.0/0.81となりファイナルは3.64から3.91となっています。トップスピードは192.km/h。ホイルタイヤは、185/60/14” および185/70R13の設定が加わりました。
※写真は弊社でPDIや塗装、調整、チューニングなどを行ったときに資料的に撮影したものです。